2月22日の日記

2005年2月22日
今朝、起きた瞬間、「遅刻」を確信したにもかかわらず、フィービー・スノウの「Don’t let me down」をリピートで聴く。もちろん元々はビートルズの曲だけど、このバージョンは「世界の車窓から」で知った。

「世界の車窓から」で流れているような曲を集めていきたいと思って検索してみたら、番組で流れた曲を選りすぐったCDが出ていた。近日購入を決意。いわゆるヒット曲は、キャッチーで、カラオケで盛り上がれるような曲が多い。でも、僕としては、下北や池ノ上あたり(なぜかどっちも井の頭線)でこじんまり個人営業するレコード屋の、まだ30半ばの店主が熱く薦めてくれるような、不意討ち的に心に沁みてくる「隠れた名曲」がいい。なかなかアンテナ張って足しげく通って、というのが面倒臭いのが難点だけれど。

家の近所で、「新さん」(@Q住昌之)が通ってそうな居酒屋を開拓。この辺は、店の数は多いのだが、僕みたいな一人暮らしがブラリと寄って軽く食事とお酒をやっていくような店が少ないのに悩んでいたところ。この店はいい。お通しからしてハイレベル。ときどきによって異なるようだが、僕の場合は、銀杏を小さい串に刺したもの3本(完全に殻がむけているものから、そうでないものまで、その辺のニュアンスまで味わえる)と、千切りのキュウリやなんだか分からないが小さく刻んだ白身魚などを薄く焼いた卵で巻いた、一見「ベトナム生春巻き」風のもの、豚肉とゴボウを煮込んだものの3種類。どれも期待を超える美味。こんな分かりづらいところにあるのに、どこからかぎつけてくるのか、サラリーマン客が入れ替わり立ち代りやってくるのはちょっとあれだが、まあいい。10人掛けくらいのL字カウンターと10人がけくらいの座敷のみの狭い店。厳密には焼き鳥屋だが、うちはフライでも韓国料理でも何でも出しますよ、というこだわりの無さが気持ちいい。見かけ倒しの洒落っ気の代わりに、たしかな腕と心意気だけが感じられる。生ビール、浦霞、ポテトサラダ、中華風冷奴、あじの刺身、雑炊に、ここの名物(秘密)を一口隣のおっさんからもらって食す。ただ、場所柄仕方ないとはいえ、決して安いとはいえないのが玉にキズ。こんなところに若い女の子を連れてきたら、「胃弱の野武士さんて大人ですね☆」とか言われちゃうんだろうな…、などと想像しながら店を出る。

番外1:
隣の席では、おじさん2人(40代後半と50代前半くらい)が、ライブドアの話で盛り上がっていた。ライブドアの株を買うとか買わないとか。僕は、経済のことは全くわからないけれど、傍観者として見る限り、これだけ短期間にニッポン放送株がライブドアとフジテレビという2企業によって買い占められつつある
ということは、それだけ、ニッポン放送の株を簡単に手放す人がたくさんいるということで、(フジテレビに見放され、ライブドアの傘下に入るであろう近い将来の)ニッポン放送という企業の価値が低く見積もられてるってことじゃないのだろうか?株式会社は株主のもの、というのは理論的にはその通りだとしても、現実にはそれぞれの企業に労組もある訳だし、その辺がどうなるのか興味深くはある。

番外2:
朝日新聞の夕刊の1面トップの見出し。

「豪、イラク南部へ増派 450人 自衛隊の安全確保 小泉首相が要請」

「自衛隊の安全確保」というのに思わず笑った。
自らの安全確保を最大の目的としてわざわざ遠く危険なイラクまで派遣されたというべき、目的も手段も何もかもが本末転倒な自衛隊。その自衛隊を守るために、また別の国の軍隊が派遣されてくるって、なんだか本当にねじれていると思う。ま、「アメリカの占領政策への協力」という軸を通せば、全然ねじれてなんかいないわけだけれど。。。

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