武士の二言。

2005年3月3日
現在時刻3時25分。
食べて2時間以内に寝ると体に悪いらしいので、こうして日記を書いてねばっています。

遡ること5時間ほど。
10時ごろ、ガス欠状態に陥り、今日は引き揚げて一杯飲んで帰ろう、と決める。

はじめは、地元のバーで一人飲もうかと思ったのだが、古い友人が、一時帰国しているのを思い出し誘って合流。湯島界隈で11時半頃から飲み始める。目当ての店、バーボンがメインの煉瓦作りのバー「O」がなぜか閉まっていた(おかしいな、電話で確認したのに)ので、徒歩圏内の、完全にコリアンタウンと化した一角にある、文人たちが通ったとかで有名な老舗のバー「K」に流れる。なかなか良きところ。客もだんだんと減り、最後は僕たちだけで、マスターやその奥さん(?)とゆっくり話しながら飲むことができた。

お酒の注文は、「何もかもを失ってしまった気分の夜に」(例)とか、「新しい季節に感じる恋の予感のような」(あくまでも例)など、簡単に希望を言って、具体的にはお任せスタイルでいったのだが、正直そんな格別に旨いとも思わなかった。ただ、普通のカクテルに一ひねり加え、それを気さくに解説してくれるマスターの遊び心や気さくな雰囲気はすごく楽しい。それに、僕は初めてだったのに、まるで何度も通っているみたいな気持ちにさせるような、すごく自然で和ませ上手な接客で、ついお酒が進んでしまう。

そして、なんといっても今日の収穫は「キルシュ」という、さくらんぼのブランデー。さくらんぼを丸ごと、種まで発酵、蒸留させた酒で、初めての味なのに、懐かしく素朴で香ばしい不思議な味。癖になりそうだ。これは、ストレートで飲むのが一番いいと思った。

お会計は不覚にもびっくり。
たしかにいい店だったけど、あの量で2枚を軽く越える値段はちょっととりすぎかな。というか、少なくとも僕のような人間には高すぎる。とはいえ、帰国したての友人を急に誘い、「おごるから」と言った手前、後にはひけず、キッチリおごって結構ダメージ…。「飛行機代に比べりゃ…」などと言ってしまい、黙ってスマートにおごりきれない自分に反省。飲みながら、「この店、遠回りだけど、会社帰りに通いたいな」と思ったが、一人で軽く飲んでも1はいっちゃうだろうから無理。。。残念だ。 

帰りは、3時ちょっと前、弊店間際のラーメン屋「T」に寄り、激旨ラーメンで〆。

こうやって、誰にもチェックを受けようがない一人暮らしを続けていると、腹が好き放題醜くなっていくのだなぁ。。。

閑話休題。

気に入った言葉:
最近買った本のなかで、ある人がこんなことを言っていた。

「おいしいものを食べるより、ものをおいしく食べたい」。

まったく100%共感です。

それが「可愛い人と」だったら、文句のつけどころなし。

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