蹴球偏愛雑記。

2005年6月4日
日本、1−0でバーレーンに勝利。W杯に王手。

やっぱり、サッカーはやめられない。
いや、毎度ながらカタルシスのない、すっきりしない、不満だらけの勝ちだったんだけど、それでも、すごく色んなことが詰まった濃密な90分だと思う。

以下雑感(たくさんありすぎるので抜粋)。
・中田ヒデはやっぱり圧倒的だった。
・ピッチ解説の川添氏の声と喋り方が「ガダルカナル・タカ」にそっくりだ。
・前半にときどきあった、中田ヒデ、小笠原、俊輔、柳沢あたりの連係は、最近の日本代表では見られない気持ちいいシーンだった。
・「最前線のFW」と腐されることの多い(僕も同感)柳沢だけど、今日の動きは悪くなかった。小笠原の1点は、左に流れる彼の動きがアシストした部分が大きいと思う。
・ヨシカツ不安!
・結果オーライではあるけど、やっぱりジーコ采配には疑問が残る。
・審判はヒドすぎた。
・代表取材、へたくそすぎ長すぎ。
・でも、いつからボランチって2人が当たり前になったの?
柱谷や森保は一人でがんばっていたのに(当時は「ディフェンシブミッドフィルダー」だったけど)。

あと、いまや、すっかりお茶の間のテレビにも馴染んだセルジオ越後氏だが、「変な日本語を操る変な名前のオッサン」という、Jリーグ発足当時の違和感たっぷりな印象からすると隔世の感がある。しかし、ホントにこの人、相変わらず日本語ちっとも進歩しないなー。

追記。

バーレーン戦をみながら、アメリカW杯に向けてアジア最終予選を戦っていた頃の日本代表を思い出していた。
あの頃より、日本のサッカーは強く、進歩したことになっているのだろう。でも、僕だけではないと思うけど、確実にあの頃の方が魅力的なサッカーをしていたと思う。

つらつら考えてみるに、あの頃の代表選手のプレーには独特の「人間臭さ」みたいなものがあった。今より技術もフィジカルも戦術も経験も劣るのかもしれないけど、誰もが「これがオレの技だ、くらえ!」みたいなカッコよさを持っていたような気がするのだ。

たとえば…、
・完璧な読みと絶妙なポジショニングでドリブルコースを押さえているのに、スピード頼りのドリブルであっさりと抜かれてしまう”清水の三羽烏の一人”堀池巧。
・絶妙のタイミングでオーバーラップ、相手の後ろのスペースをうまく使い、見事に抜き去ったと思ったら、あっというまに追いつかれて奪い返されることもしばしばの”最高の左サイドバック”都並敏史。
・「気合」だけは誰にも負けないんだけど、体と技術が追いついてかない柱谷哲二。
・常にセンターサークルの付近に君臨する、”さすがはミッドフィルダー”な木村和司(これはちょっと古いか)。
・シャープで端整な必殺ドリブルを果敢にしかけ、実況アナを「スピードがある!!」と興奮させる割に、ほとんどあっさり取られてしまうことが多い福田正博。
・そして、「ファウルしてません!」とアピールするときに両手を挙げるしぐさや、「日本最高のリベロ」らしくドリブルで上がっていくのだが、不安げにキョロキョロおどおどするしぐさが印象的な”アジアの壁”井原正巳など。
・他にも、キングカズ、ゴン中山、平野(グランパス)と三浦アツのマイペースコンビ、GKの松永の「横っ飛び」というより「横倒れ」なども思い出すとつい目頭が熱くなる。

そんな、味わい深い存在感のあった「職人」っぽい人がいなくなってしまったなぁ、と寂しい気持ちでサッカーをみています。

−−−−− −−−−− −−−−− −−−−−

>ゲルタ様

歯医者の話、すごくわかります!!
いつもはマスクをしている歯科助手さんの、マスクを外した顔を初めてみたとき、美人だったりすると、えもいわれぬ感動を覚えるんですよね。それでもやっぱり歯医者は苦手ですが…。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

この日記について

日記内を検索