5月11日の日記

2006年5月11日
本当は、こんなこと考えるべきじゃないのかもしれないけれど、最近、仕事をしながら変なことを考えてしまう。

一人の人間がもつ可処分時間(使える時間)は有限で、その人が持つ可処分所得(使える金)も有限(借金をすれば別の話)。

この2つの限られたパイを奪い合うのが僕たちの仕事なんだなぁ、と。結局どんな偉そうなことを言っても、この2つを奪いあってるということにおいて全ての職業は平等だと思う。

人口(というか総消費者可処分所得みたいなもの)も増えず、全員が寝る時間を削って金を使うようにならない限りは、商売のフロンティアは当たり前だけど広がらない。誰かが分け前を増やせば、誰かの分け前は減る。全体としての分け前を増やすためには、外に市場を求めるか、それとも、まず市場を開き、消費者金融から闇金融というブラックホールを使って、消費者に人生を前借りさせ、見せかけのパイを大きくするしかないのだろう。借金を返すために借金をすることはできる。でも、それを永久に続けていくことはできない。。。花びらを一枚ずつちぎりながら、ドミノ倒し的に「返済した」「借りた」「また返済した」「また借りた」を続けていけば、最後は必ず、「返せない」ことのオトシマエが花びら一枚残ることになるだろう。そして全ては帳消しになる。。。アイフルはともかくとして、TV全体のCM収入が低下し、消費者金融のCMが急増しているっていうのは、たぶん、そういうことなんだと思う。モノを買えないのであれば、そして、モノを買わせるほどPRする資金がないのであれば、モノを買えるように金を貸すまで。資本主義の帰結としては、至極当然の流れだと思う。

あまりにもフロンティアがなくなると、そのうち、睡眠時間まで課金できるようになるかもしれないな。と思ったら、あ、テンピュールがある意味そうか。

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