7月22日の日記

2006年7月22日
米国産牛肉の輸入再開もいよいよ近いらしい。
だから、というわけではないのだけど、朝っぱらから仕事帰りにここに寄ってきた。
http://www.yoshinoya-dc.com/tsukiji/tsukiji.html

今から2年と5ヶ月ほど前、吉野家の「並」は豚丼の「並」に変わった。以降、ご存知のように、豪州産や中国産などの牛肉に切り替えることで牛丼メニューを存続させたライバル各社と異なり、「他の代替肉では本来の味が再現できない」との理由で、吉野家は牛丼メニュー無期限停止、という独自路線を歩んできた。
ところが、一部には知られていることだが、ここ1号店でのみ、「吉野家の牛丼とその文化を守り抜きたい」という尊い理念のもとに、国産牛を原料にして牛丼を提供しつづけてきた。

お値段はやはりちょっと高めで、並盛500円。

一度でいいから食べてみたい、と夢にまで見つつ、想いを果たせぬまま2年と5ヶ月。雨の築地場内市場、ようやく念願の吉野家築地店の暖簾をくぐることができた。

バイトのお姉さんが、何か粋!

ガラガラ、と引き戸を開けるなり、

「ぃらっしゃい!」

正確には、「へい、いらっしゃい!」と言っている(たぶん)のだが、それが縮まって「ぃらっしゃい!」になっている。さすが築地。寿司屋みたいだ。

僕が着席した後も客は続々。

ほとんどの客が常連らしく、なかには、ガラッと引き戸が開くなり、客はまだ何も言わないのに、「ねぎだく、卵、味噌汁一丁!」って、きびきびしたお姉さんの声が奥のキッチン担当の兄ちゃんに向かって飛んだりする。

そんな粋な町築地らしい吉野家1号店、味についてはとやかく言うまい。とも思ったのですが、一応備忘程度に。

注文は、「並、卵、味噌汁」。
懐かしい。2年と5ヶ月ぶり。
が、ちょっと贅沢したい気分になり、「味噌汁」を「けんちん汁」に変更。

牛丼の味は、やっぱり懐かしかった。昔の吉野家を思い出させる味。でも、たまたまなのか、僕が忘れてしまっただけなのか、昔の味とはどこかが違っていた。今のほうが高いし和牛だし、肉としては上質のものを使っているのかもしれない。でも、やっぱり、吉野家の味にベストマッチした素材ではないのではないか、そんな気がした。

せっかくなので、もうちょっと贅沢してみたい気分になり、あんまり色々頼むのは粋ではないかもしれないな、と思いつつ、「お新香」を追加注文。〆て760円。

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